ここではBMIといっても肥満度合いではなく、ブレイン・マシン・インタフェース(Brain-machine Interface)のことです。
脳神経で機械を直接操作する仕組みを言います。
http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/~ysakurai/bmi.html
たとえば両手が不自由な身体障害者とか、操縦士など両手を動かせない立場の人が脳の電気信号を読み取って、機器の制御する。
去年の映画「潜水艦は蝶の夢を見る」で主人公は脳梗塞で全身が麻痺し、動かせるのが左目だけ。瞼の 瞬き だけで26ローマ字から一文字を指定して執念のような根気で一冊の本を書いていく。
http://chou-no-yume.com/main.html
こういう省略された能力の逆に、東野圭吾「虹を操る少年」では自己の意思を現実化する特殊な能力をもつ少年の物語。
この両方向、つまり不自由で、限定された手段だけで意思を伝える場合と、自由に念じるだけでモノを動かせる超能力。 こういう小説とか映画は多い。
ただ両手が使えるだけでも十分に四足動物に比べて自由度は高いのだが、人間はそれでも満足できないし、どこか不安かかえているためだろうか。
そうですね「両手を動かせない立場の人」というのが演技中のマジシャンがあてはまる。
ここではBMIそのものでなく両手でない、どこか身体の一部で動かせればいいのだ。つまり Brain-machine Interface ではなく Body-machine Interfaceこういう言葉はないけど。
意外とできそうだけど、身体の一部で何かの信号を操作するのは難しいものだ。ウィンク、眉を吊り上げる、顎をしゃくる、これらでは恋人か愛犬にはともかく機械には難しい。
たとえば・・
・コンサート中のギタリストもそう。エフェクターはたいてい床置きでフットスイッチ式になっている。
・身近なところでは車の運転席も。両目と両手と右足(オートマ車でなければ左足も)は拘束されている。ハンドル周りにスイッチを設けたり、音声指示できるカーナビなどもそうだが、あくまで手による信号。
・バイク、自転車。
・飲食とかでスタッフがつけているヘッドセットも、調理やお盆を運びながらでも意思を伝えられる。
・銀行強盗でホールドアップしながら非常ベルを押したい銀行員はかなり切実だ。
演技中のマジシャンが、車、バイク、ギタリスト、ウェイトレスと違うのは、必ずしも両手が塞がっていない場合でも、秘密のオンオフが欲しいところ。 両手が空であることを示しながら秘密の操作する点ではホールドアップ中の銀行員に一番似ている。
・よくあるのがリモコンだが、どうしても片手が怪しくなる。でもアシスタントは呼吸とか訓練とか信頼感で難しい。 うーん、それで夫婦になるのかな・・
・右手の袖から煙を出すために数年前に私がよくカードのテクごまかすのに愛用していたSmoker。 左の脇にポンプを付けて二の腕を胴に押し付けると任意の時に好きな量の煙を出せる。ミスディレにも使えた。
・Black Widowは一般のホールドアウトと違って腕を前後することで逆方向にPKを出したり引いたりできる優れもの。でも付けたままだと腕の皮膚が蒸れる。
・リモコンでも最近出た高価な Dark Light はリモコン・オンの一秒後に作動するので現象のときには既に処理できている。
http://www.hocus-pocus.com/magicshop/?hn=1
・Sean Bogunia の Ultimate Toe Switch は靴の中で親指で押せるリモコン単体。
http://www.sbultimate.com/toeswitch.shtml
・私が小学生のころ「サイボーグ009」の主人公は奥歯にスイッチがあって加速装置がオンになっていた。
新しいギミックを考えるなら、BMI的な方向で考えるのもいいのかも知れない。とてもここでは書けないアイデアも健康な男性なら思いつくかも。 これでブレストするのも面白い。 私がファシリテーターするなら、チェックデジット方式を問いかけにする。

